高齢者のRSウイルスワクチン(アレックスビー®️)ってどうなの?

2023年9月23日に承認され、今後発売が予想されるRSウイルスワクチンのアレックスビー

承認に至った元の研究などから現時点でわかっていることを調べました

投与対象・投与方法について

  • 60歳以上の高齢者が対象
  • 0.5mlを筋肉注射

副作用

割合
注射部位の痛み60.9%
注射部位の発赤7.5%
注射部位の腫れ5.5%
発熱2.0%
頭痛27.2%
倦怠感33.6%
筋肉痛28.9%
関節痛18.1%

臨床試験の結果

  • RSウイルスによる下気道疾患に対する有効性は82.6%
  • 重度のRSウイルス関連下気道疾患に対する有効性は94.1%
  • 平均追跡期間は約7ヶ月
  • プラセボ群でのRSウイルス発症率は約0.3%(12,494人中40人が発症)
  • 日本人1038人のうち、RSウイルス感染症を発症した患者はいなかった

高齢者用RSウイルスワクチンに対する感想

  • RSウイルスに対する予防効果はありそう
  • 副作用は同じ組み換えサブユニットワクチンの帯状疱疹ワクチンと比較して特に多くはない印象
  • ただし、長期での予防効果は不明であり日本人の高齢者でRSウイルスの罹患率や死亡率に対するデータは不足している
  • 個人的には現時点では患者に勧めはしない。長期での予防効果の持続がどのくらいか、日本人の高齢者でRSウイルスによる重篤化がどのくらいいるか次第では接種しても良さそう

参考文献