生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症、痛風/高尿酸血症など)
健康診断で発見されることが多い生活習慣病。症状が出ないことが多いため軽視されがちですが、放置していると脳梗塞や心筋梗塞、腎臓病などのリスク増加につながります。
当院ではこれらの生活習慣病の診療も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
・高血圧
高血圧は診察室の血圧が140/90mmHg以上、家庭での血圧が135/85mmHg以上で診断されます。
診察では生活習慣の指導( 減量・運動・禁煙・減塩)や必要に応じで薬物療法を行います。
高血圧のガイドラインによると血圧の値は診察室の血圧よりも、家庭での血圧が重要視されております。
当院でも血圧手帳をお渡しし、できる限りご自宅での血圧を測定していただくようにお勧めしております。
必要に応じて採血検査や超音波検査、睡眠時無呼吸の検査などを追加で行い高血圧の原因検索を行います。
・糖尿病
糖尿病は喉の渇きや水分を多くとるなどの症状の自覚から発見されたり、健康診断で指摘されてみつかることが多いです。
当院では疑わしい方には採血検査や尿検査を行い糖尿病の診断を行います。
また、糖尿病と診断されている方においては「HbA1c」という数ヶ月の血糖の平均値の指標が重要視されております。
当院ではHbA1cを10分程度で計測する迅速測定器を導入しており、糖尿病の診断がついている方にはその日のうちにHbA1cの結果をお伝えしております。
・脂質異常症
脂質には種類があり、その異常が脂質異常症です。
代表的なものとして高LDLコレステロール血症、低LDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症があります。
特にLDLコレステロール高値に関しては、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患のリスクとなるので
コレステロールの値だけでなく、年齢や高血圧や糖尿病などの合併の有無、喫煙の有無などからリスクを総合的に判断して生活指導に加えて薬物療法を行います。
・痛風/高尿酸血症
尿酸値が高いと腎臓病や痛風発症のリスクとなります。
痛風は典型的には足の親指の付け根が腫れて痛みが出る病気ですが、その他にも膝や足首、手首、肘などの関節にも痛みが出ることがあります。
まずは食生活や運動習慣などの生活習慣の見直しを行います。生活習慣を見直しても改善が乏しい場合、痛風発作を繰り返す場合や、肘などの部位に痛風のできものができる場合などには薬物療法を行います。
定期的な採血検査で尿酸値を確認しながら、薬の調整を行います。