内分泌疾患(甲状腺疾患、副腎疾患など)
甲状腺疾患
甲状腺は気管のすぐ下に位置する小さな蝶形の腺で、内分泌系に関連する重要な器官です。甲状腺ホルモンを産生・分泌することで体の代謝率を調節、成長や発達を促進し、体が正常な機能を保つための役割を果たします。甲状腺が正常に機能しなくなると様々な健康問起がおきてしまいます。
初期は症状が軽かったり、これといった特徴的なものがないため見逃されやすいことが多くあります。疲労感、体重の変化、気分の変動、体温調節の問題などは甲状腺機能異常によるものでありながら、日常的な疲れやストレス、他の健康障害と誤解して甲状腺の病気に関係している可能性を見落としてしまうことがよくあります。
検査は血液検査でホルモンの量を測定し、甲状腺の機能が過剰か不足しているかを評価して治療を行っていきます。早期発見と治療が大事なため、ささいなことでも心身の不調などの症状が続く場合は早めに受診をしましょう。