風邪
風邪の症状と受診の目安
いわゆる風邪とはほとんどはウィルス(ライノ、RS、アデノなど)によって引き起こされます。
典型的な風邪の症状
- 発熱
- くしゃみや鼻水
- のどの痛み
- 頭痛やだるさ
- 吐き気や嘔吐
症状はさまざまです。多くの症状は自然に良くなっていくことがほとんどですが、高齢者、乳幼児は重症化したり、合併症を起こしやすくなります。
受診の目安
- 3か月未満の乳児で38.0℃以上の熱があるか、3か月以上の乳幼児でも39.0℃以上の熱が2~3日続いている。
- 呼吸が早い、苦しそう。呼吸をする時にのどや胸が凹んだり、唇の色が悪い気がする。
- のどの痛みや不機嫌さなどで、食事や水分が十分にとれていない。
- いつもよりぐったりして反応が悪い、意識がもうろうとしている。
これ以外にも、耳から分泌物がある、体に発疹があるなど、何かが変だ、いつもと違うと感じた場合は医師の診察を受けるようにしましょう。
起こりやすい合併症
- 中耳炎
- 副鼻腔炎
- 気管支炎、肺炎
治療方法
風邪の治療は対症療法が基本です。症状に合わせて解熱剤、咳止め、去痰薬などを使って苦しい症状を和らげます。辛い症状を取り除き、十分に休息や栄養を取ることで自己免疫力を高め、回復を促すことができます。。
風邪は季節性のものもありますが、通年かかるものです。予防のためには、手洗い、うがいを習慣化すること、栄養バランスの良い食事をとり、規則正しい生活を送るなどの健康管理が大切です。
インフルエンザワクチンなどの予防接種をすることも効果的です。ワクチン接種についてはこちらをご参照ください。