ヒトメタニューモウィルス感染症
特徴
ヒトメタニューモウィルス感染症は、上気道炎、気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症を引き起こすウィルスで、おもに3月~6月に流行します。
生後6か月ごろから感染するようになり、2歳ごろまでには約半数、遅くても10歳までにほぼ全員が感染します。一度感染しても十分な免疫を得ることができないので、何度か繰り返して感染すると言われています。
症状
咳、鼻水、発熱などの風邪症状がみられますが、普通は1週間ほどでよくなります。重症化して気管支炎や肺炎になると、高熱が出たり、「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」という音がする呼吸困難がでることがあります。
検査
ウィルスの検査は、鼻の中を綿棒で拭う方法(抗原検査)で行います。10分ほどで結果が分かります。
*保険適応となるのは6歳未満となります
治療
ヒトメタニューモウイルスに対しての特別な治療は今のところありません。
対症療法として症状を軽減させるための解熱剤、痰切り、気管支を広げる薬などを処方いたします。
登園について
明確な基準はありませんが、熱が下がりいつも通りに食事や水分摂取が可能であれば登園は可能です。