舌下免疫療法
注:スギの舌下免疫療法の薬は現在流通制限のため順番待ちとなっております。診察でスギ舌下免疫療法の適応と判断された方は順番待ちのリストに登録し、薬局に入荷し次第ご連絡いたします。
舌下免疫療法とは?
スギ花粉症、ダニのアレルギーに関しては舌下免疫療法という治療があります。
1日1回、スギやダニのアレルギー成分が入った薬を毎日内服することにより、アレルギー症状が軽減するという治療です。
3年以上薬を継続する事が推奨されており根気のいる治療法ですが、アレルギーの薬を年中内服している場合や薬を飲んでいてもアレルギー症状が強い場合にはお勧めです。

治療開始までの一般的な流れ
- 初回受診
診察でスギ花粉やダニに対するアレルギーが疑わしいか、今までの治療歴などを確認いたします。
スギ花粉に対するアレルギーが疑わしければ、アレルギーの採血検査を行います(6歳以上のみ)。
他院での採血結果をお持ちの方は基本的には採血は不要です。 - 採血結果説明
採血結果からスギ花粉やダニのアレルギーがあるかを確認します。
舌下免疫療法の注意事項を説明し、希望があれば次回来院時に舌下免疫療法の開始を行います。
*スギ舌下免疫は順番待ちとなりますので、順番待ちのリストに登録し入荷し次第電話で連絡いたします。 - 舌下免疫療法開始
平日の9時か13時に予約をとっていただきます。開始当日はまず来院後処方箋をお渡しますので薬を薬局に取りに行っていただきます。
院内で内服し30分間重篤なアレルギー症状が出てこないか経過観察を行います。また、経過観察の間にDVDで舌下免疫の注意事項を学んでいただきます。

舌下免疫療法の種類
スギ舌下免疫療法
・スギの舌下免疫療法はシダキュア®︎という薬を使います
シダキュアには2000JAU(初回量)、5000JAU(維持量)の2つの規格があります
当院では2000JAUを7日間使用してから約1週間後に受診していただきます
副作用がないことを確認してから5000JAUへ増量します
*JAU(Japanese Allergy Units)は日本独自のアレルギー活性の単位です
*スギ花粉症での舌下免疫療法は日本独自の治療です
ダニ舌下免疫療法
・ダニの舌下免疫療法はミティキュア®︎またはアシテア®︎を用います
ミティキュアは3300JAU(初回量)と10000JAU(維持量)の2つの規格があります
当院では3300JAUを7日間使用してから約1週間後に受診していただきます
副作用がないことを確認してから10000JAUへ増量します
アシテアは100IR(初回量)と300IR(維持量)の2つの規格があります
100IR(初日)→200IR(2日目)→300IR(3日目)と3日で漸増してからその後は300IRを投与し続けます
*100IRは約19000JAUであり、アシテアの方がミティキュアよりもダニの成分量が多いです
舌下免疫療法についてのよくある質問
Q.ダニとスギ花粉症、両方の舌下免疫療法はできるか?
A.できます
シダキュアとミティキュアを併用した試験では併用による副作用の増加は認めませんでした
また、シダキュアとミティキュアのどちらから始めても良いと考えられました
Q.いつまで続けるのか?
A.最低3年
ダニ舌下免疫療法の研究では一部3年続ける人よりも4年続ける人の方が効果があったとされています
より長期に続ける方が効果が高い傾向にあるようですが、明確な結論は出ておりません
