骨密度検査(骨粗しょう症検診)
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1. 骨密度検査とは?
骨の強さ(密度)を測定し、骨がスカスカになって折れやすくなる病気「骨粗しょう症」のリスクを調べる検査です。
当院では、骨密度測定装置「B-Cube(ビーキューブ)」を導入しています。

2. このような方におすすめです
2-1. 骨密度検査が特におすすめの人
以下の人は日本のガイドラインだけでなく、世界中のガイドラインでも骨密度の検査が推奨されております
- 65歳以上のすべての女性
- 65歳未満の閉経後女性で、骨折リスクが高い方
WHO(世界保健機関)の骨折リスク評価ツール「FRAX®」などでリスクが高いと判定された方が対象です。 以下の項目に当てはまる方はリスクが高くなるため、一度ご相談ください。- ご家族(特にご両親)に大腿骨骨折の既往がある
- 喫煙習慣がある
- ステロイド薬(プレドニン等)を長期間使用している
- 過度なアルコール摂取
- 関節リウマチなどの持病がある
2-2. 骨密度検査を考慮しても良い人
以下の人は日本のガイドラインと世界の一部のガイドラインの骨密度の検査推奨にあたる人です
- 70歳以上のすべての男性
- 50歳以上70歳未満で、骨折リスクが高い方
3. 当院の検査の特徴と「使い分け」について
【当院の検査:前腕DXA法】
当院では、着替えが不要で手軽に測定できる「前腕」のDXA検査を行っています。
「まずは手軽に自分の骨の状態を知りたい」「検診として受けたい」という方に最適です。
簡易的な超音波法よりも精度の高い「DXA(デキサ)法」を用いて測定します。
【専門的な検査:腰椎・大腿骨DXA法】
骨粗しょう症の診断において最も推奨される(ゴールドスタンダード)のは、「腰椎(腰の骨)」と「大腿骨(足の付け根)」の密度を測る検査です。これらは整形外科などで大型の装置を用いて測定します。
⚠️ すでに整形外科にかかりつけ医がいる方へ
腰や膝の痛みなどで整形外科に通院中の方は、より精密な「腰椎・大腿骨」での検査が可能な場合があります。
その場合は、かかりつけの整形外科での検査をお勧めいたします。
当院の検査は、「整形外科には通っていないが、骨の心配がある」という方のためのスクリーニング(入り口)としてご利用ください。
4. 検査の流れと所要時間
所要時間:約2〜3分
- 準備: 測定する腕(利き腕と逆の腕)の時計やアクセサリーを外します。
- セット: 椅子に座り、装置の中に腕を入れます。
- 測定: そのままリラックスして動かずに待ちます(測定時間は約15秒です)。
- 結果説明: 医師より、同年代の平均値や若年成人の平均値(YAM値)と比較した結果をご説明します。
5. 費用について
健康保険が適用されます。 当院ではDXA法の機器を使用しますが、前腕測定のため「その他の骨塩定量検査」として算定されます。
- 骨塩定量検査(3割負担):約420円
- 骨塩定量検査(1割負担):約140円
※診察料などは別途かかります
6. 検査結果の見方と治療について
基準となるのは「YAM値(ヤム値)」です。
検査結果用紙の「YAM値(若年成人平均値)」を確認してください。
これは骨の強さがピークである「20〜44歳の健康な骨」を100%とした時あなたの骨が何%あるかを示した数値です。
日本骨粗鬆症学会のガイドラインに基づき、以下の基準で診断・治療を行います。
⚠️ 最優先:骨折歴がある方(治療必須)
骨密度の数値に関わらず、以下の骨折をしたことがある方は「骨粗しょう症」と診断されます。
- 背骨(圧迫骨折)
- 足の付け根(大腿骨)
再骨折のリスクが非常に高いため、速やかに治療を開始する必要があります。
骨密度による判定と治療基準
上記の骨折がない場合は、YAM値によって以下のように判断します。
7. 予約について
まずはLINEやWEBより内科の診察の予約をご利用ください。
通常の診察予約をお取りいただき、医師に「骨密度の検査を希望」とお気軽にお声がけください。
診察の上、検査をご案内いたします。
